いつものように公園で長男と次男がサッカーをしていた時の事。

サッカーで長男に勝てない次男は、途中からサッカーをやめ、違うことをする。

長い木の棒を見つけると、地面に絵を書いたり、草をちぎったり、石を拾ったりする。

しばらくすると次男が一人でサッカーをしていた長男に近づく。

 

次男次男

静かにこっちきて!声出したらあかんで!

長男長男

何?何?

次男次男

しー!静かにして!

次男は長男を大きな木の近くへ連れて行く。

 

次男次男

聞こえるやろ?

長男長男

何が?

次男次男

木の話し声。

長男長男

は?木の話し声?

次男次男

木の中から声が聞こえんねん!

長男長男

聞こえへんで。

急に意味の分からないことを言い出す次男。

長男が聞こえないと言うと、不思議そうに首をかしげる。

次男よ 「何?急に!怖いから!」

また、しばらくすると、長男を呼ぶ。

 

次男次男

ほら、やっぱり聞こえるやろ?

長男長男

だから何が?なんにも聞こえへんて!

次男次男

ほんまに言ってんの?

次男よ 「いやいや!君がほんまに何を言ってんの?」

長男は笑っていたけれど、真剣に言ってくる次男の姿を見て、木に近づくのを嫌がりはじめる。

 

長男長男

もう、なんか気持ち悪いやんか。なんでそんなん言うん?

次男次男

だってほんまやもん。捨てたすなーって聞こえたもん。おかしいなー。

誰にも聞こえていないと言われた次男は、その後も不思議な木が話すのを待っている。

どうやら何の音もしなくなったのか次男は、長い木の棒で音のでる木を叩き始めた。

 

次男次男

おかしいなー。おーい。しゃべれ。なんで話さなくなったんや!

次男は一生懸命、木を調べる。

次男よ 「不思議能力の持ち主か!」

納得のいかない様子の次男。

しばらくの間、木を叩き続ける。

木を叩く

木のある草むらの向こうでは、さっきまで小学生がゲームをしていた。

次男の身長では草むらの向こうは見えていない・・・。

きっとステータスの確認をしていたのだろう・・・。

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