熱中症予防としてスポーツドリンクで水分補給をするという事は世間でも知られています。
胃腸炎などの病気などでもスポーツドリンクを飲ませて水分補給している人は多いです。
水分補給には水やお茶よりもスポーツドリンクがいいという知識は常識になりつつあります。
塩分や栄養分を多く含んでいるスポーツドリンクですが、飲みすぎると体に悪影響を起こすことがあります。
ここではスポーツドリンクの飲みすぎによる体への悪影響を紹介します。
糖分の過剰摂取
スポーツドリンクなどの清涼飲料水には角砂糖が含まれています。
500mlのペットボトルに10個~15個(30~60g)の角砂糖が含まれています。
砂糖の含まれている量に驚くと思います。
WHOの最新指針を調べてみると、食事以外で1日に摂取してもよい糖分は1日の総カロリーの5%程度になっています。
平均的な大人で25g程度の糖分摂取量になります。
500mlのスポーツドリンクを1本飲めば1日の必要摂取量を超えてしまう事になります。
大人でも糖分の取りすぎになるのに、水分補給だからと子どもにどんどん飲ませるのはよくありません。
ペットボトル症候群になる
ペットボトル症候群は過剰摂取した糖分を体が処理しきれなくなることによって起こる急性の糖尿病です。
水分補給にはスポーツドリンクを飲む方がよりという知識を持つパパ・ママが多くなる分、ペットボトル症候群になる子どもが増えています。
ペットボトル症候群は小さな子どもから20代など若い人に多い病気です。
ペットボトル症候群の症状としては
- 飲んでも飲んでも喉が渇く
- 何度もトイレに行ってしまう
- 体がだるくなりボーっとする
- イライラとしだす
- 重症化すると意識障害になる
子どものペットボトル症候群は普段の疲れや調子が悪いのと症状が似ています。
重症化するまで気づきにくいので注意が必要です。
ペットボトル症候群を防ぐにはスポーツドリンクの過剰な摂取をしないことが大切です。
スポーツドリンクを薄めて飲ましたり、ちびちび飲みをすることで防ぐことができます。
虫歯の原因になる
スポーツドリンクは隠れ虫歯を引き起こす原因になります。
虫歯はプラークの中の虫歯菌が糖分を摂取し、酸を作って歯を溶かすことによって起こります。
口の中が酸性になるほど虫歯になりやすくなります。
- スポーツで休憩のたびに飲む
- お風呂上りに飲む
- 寝る前に飲む
- がぶ飲みをする
- 水代わりに飲む
このような飲み方をしている子どもは要注意です。
口の中は酸性の状態が長く続いてしまうので虫歯になる可能性が増えてしまいます。
スポーツドリンクを飲んだ後は水やお茶を飲んだり、歯磨きをすると予防になります。
まとめ
スポーツドリンクは清涼飲料水であるという認識を持つことが必要です。
水やお茶とは違いジュースです。
飲みすぎると体に悪影響を及ぼすことを忘れてはいけません。
水分補給には欠かせないスポーツドリンクですが、飲み方を間違えないようにすることが大切です。
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