保育園で頭ジラミが流行していると聞いてとても驚きました。

プールの時にしか流行しないようなイメージがあった頭ジラミ。

我が子にうつった時の事を考えて、頭ジラミに関する情報を調べてみました。

調べてみると、頭ジラミに関して間違った知識や知らない事などがたくさんありました。

我が子が頭ジラミになる前にしっかりとした知識を身につけておく必要があると感じました。

ここでは、頭ジラミの原因・発見方法・予防方法などをまとめてみました。

アタマジラミ

頭ジラミとは?

頭ジラミはアタマジラミ・頭シラミなどと呼ばれる髪の毛に寄生する昆虫です。

頭の髪の中に住みつき、頭皮から血を吸います。

体長は2~4mm程度でねずみ色や少し透けた灰色が多いです。

卵は涙型で1週間~10日間で孵化し、幼虫の期間は1週間~2週間程度になります。

成虫になると約1ケ月程度生きます。

血を吸わないと2・3日で死んでしまいます。

頭皮から血を吸われることで頭がかゆくなります。

髪の毛に卵・幼虫・成虫がいると考えるとゾッとします。

頭ジラミがある人は不潔が原因と思っていましたが、不潔が原因で寄生することはほとんどないみたいです。

我が子が頭ジラミになって、「不潔なのか・・・。」と落ち込まないでどれだけ清潔でも誰でも寄生するものと考えてください。

子どもが頭ジラミになりやすい理由

頭ジラミは保育園や幼稚園などへ通っている子どもがなりやすいと言われています。

これは集団の中で過ごす時間が長く、感染する可能性が非常に高くなることになります。

共有する物が多い

保育園では帽子・紙ゴム・クシなどを共有することが多いです。

帽子を忘れた子どもは保育園の帽子をレンタルしたりします。

ままごと遊びやごっこ遊びで他人をブラッシングしたり、貸し借りをすることが多いです。

共有する物が多い分、頭ジラミがうつる機会が多くなります。

集団での昼寝

保育園では集団で昼寝をします。

狭い部屋に何十人も布団を寄せ合ってお昼寝をするのでうつる可能性が高くなります。

シーツや枕を経由してうつったり髪から髪へ直接うつることもあります。

遊ぶ距離が近い

子ども同士は一緒に遊ぶときの距離がとても近いです。

砂場遊びなどでも頭と頭がくっつく距離感で遊んでいます。

絵本などを見ているときも寄り添ってみているので髪から髪へ直接、うつる場合があります。

頭ジラミを発見するには?

頭ジラミを発見するには、とにかく髪の毛をよく見ることが大切です。

耳の後ろやすそなどにつきやすいので特に注意深く見ましょう。

成虫は動きが早く逃げるので、見つけにくいですが、卵は髪にくっついているので見つけやすくなります。

ふけと違って払っても落ちないでこびりついています。

頭ジラミの駆除と対処方法

我が子に頭ジラミが見つかったら、まずは皮膚科や小児科を受診しましょう。

受診し、診断されたら医師の指示に従って駆除していきます。

基本的に病院へ行っても頭ジラミに関する薬は処方されないことが多いです。

市販されているスミスリンシャンプーや頭ジラミ用の石鹸を使用し、丁寧に洗髪します。

シャンプーでは卵まで駆除することができないので、専用のクシなどを使用します。

目の細かいクシでも丁寧なブラッシングにより卵をとることもできますが、専用のブラシを使用した方が確実に駆除できます。

ドラッグストアや薬局に置いてない場合は、楽天やアマゾンなどの通販で購入することができます。

ニットフリーコームで検索すればでてきます。

頭ジラミの予防方法

保育園や幼稚園では予防できなくても家では家族に感染が広がらないように予防することが重要です。

  • 毎日、卵の確認をし卵はあれば取り除く。
  • 髪の毛をなるべく短くする。
  • 毎日入浴して、大人が丁寧に髪の毛を洗ってあげる。
  • 枕カバー・シーツ・タオルを毎日取り換える。
  • 布団はよく干し、布団専用掃除機(レイコップ)などをかける。
  • 帽子・ブラシ・タオルなどを共有しない。
  • 家の中はこまめに掃除機をかける
  • 家族全員の髪の毛をよく観察する

まとめ

子どもが頭シラミになったら、保育園や幼稚園にはすぐに報告をしましょう。

発見が遅れると子どもから子どもへうつっていきます。

きちんとした知識できちんとした対処・予防をおこなえば、そこまで恐れることはありません。

頭ジラミは病気ではないので、子ども自体もかゆみやストレスは多少ありますが、体は元気です。

しっかりと確実に駆除することが大切で少しでも卵や成虫が残っていると長引いてしまいます。

入浴の際に、子どもとコミュニケーションをとりながらしっかりと髪の毛を見てあげることが大切です。

スポンサーリンク