1分1秒をも惜しい忙しい朝にしなきゃいけない出かける前の支度。
1日の家事や仕事、子どものお世話で疲れている夜にしなきゃいけない次の日の支度。
「朝の支度は出来たの?」「〇〇は入れた?」「早くしなさい!」「まだ??」「何回言ったらわかるの!!」
子どもに毎日毎日同じことを言うのってしんどいしイライラする。
子どもだって毎日同じことを言われ急かされ怒られるのは、辛いはず。
始めは穏やかに尋ねている自分が徐々に声が大きくなったり、言葉がきつくなったり、目がつり上がり、頭にはツノが、、、。
気がつけば無駄にパワーを消費してしまっている。
心にゆとりを持って毎日、笑顔で子どもを送り出してあげたい!そー思っていても現実は、大違い。
朝の支度がもっとスムーズに出来たら・・・。
そう思うことありませんか?
そんな時に格安で準備でき、わずか3分で完成するお支度ボードについて紹介します。
お支度ボードって何?
子どもが自分ひとりで登園、登校の支度が出来るようにするボードです。
簡単に作成できて子どもが目で見てどれが出来たか、次は何をすればいいのかがわかります。
子どもの自主性を促すことで、支度する楽しみが増えます。
さらには一緒に行う家族の時間の確保やストレスと軽減効果が期待されます。
お支度ボードって必要?
幼稚園・保育園の年長や小学校1年生は準備や片づけができる年齢ですが、苦手な子どもがとても多いです。
とても時間がかかるので、朝の忙しい時間に子どもが嫌がりながら支度が遅いと大人のイライラの原因にもなります。
お支度ボードを作ることで、少しでも自主的に支度ができれば子どもも大人もイライラが解消されます。
お支度ボードは子どもの年齢や理解度、興味に合わせて絵や写真、文字で準備する物や片付けるもの、その時にしないといけないことをわかりやすく描きます。
子どもが自分で準備が出来たと達成感が得られるよう初めは子どもの得意なことやしたいと思うことなど、種類やレベルの低いものからスタートします。
子どもは自分ひとりで「出来た体験」が増え、取り組むことに楽しみと喜びを味わうことができます。
そして、また挑戦してみようという意欲につながります。
3分で完成!お支度ボードの材料
- ホワイトボード(磁石がくっつくタイプ)
- 両面マグネットシート
- 油性ペン
我が家はwatts(ワッツ)という100円ショップで購入しました。
珍しい材料ではないので、セリアやダイソーなど100円ショップならどこでも置いてあると思います。
3分で完成!お支度ボードの作り方
①支度をする項目をあげる。
②その中から対象の子どもの年齢や発達に合わせ、1人で出来ることや1人ではまだ難しいが少し手伝えば出来ること等、その子に合わせた支度する項目と支度する数を選びます。
③支度する項目と支度する数だけマグネットシートを切り分けます。
(子どもの好きな形や興味を持ちそうな形にすると嬉しくてやる気が増します。)
④表面に子どもが見て何をすればいいのか理解できる絵や文字で支度する項目を書きます。
⑤裏面に「出来た!終わった!」などとわかる文字や絵を描く。(子どもの好きなキャラクターでも喜びます。)
支度の項目と数が決まっていれば、支度ボードは3分程度で簡単に作れます。
手作りでイラストやアイコンを描き、子どもが喜び達成感が味わえる事が大切です。
アンパンマンが好きな子どもなら裏面にアンパンマンを描くなどの仕掛けをすることで子どもは楽しみながら支度ができます。
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お支度ボードの使い方は?
我が家の長男で実践した使用方法
朝よりも帰宅してから次の日の準備をするのに支度ボードを利用しました。
長男に付き合う時間と長男が自分でするよう気分を持ち上げる根気が必要だったので小学校から帰ってきてからすぐ行うことに焦点を当て使うことにしました。
お支度ボード使用初日
子どもに「あなた専用のすごいものを作ったよ!」と本人が喜ぶように見せながらやる気を高めました。
あなたの為だけに母が作ったという特別感をアピールすると、長男はとても嬉しそうにしていました。
使い方の説明をする
常日頃から小学生になるとしないといけないことがたくさんありすぎて文句を口にする姿が多い長男。
大変さを共感するねぎらいの言葉をかけてから説明すると長男のくいつきは、抜群でした。
お支度ボードを見せながら小学校から帰ってきてからしないといけないことを作成したマグネットシートと照らし合わせて確認します。
その作業が終わればその項目が書いたマグネットシートを裏返します。
この動作を一緒に行い、ひと通り描かれている項目の説明をします。
長男が実践してみる
実際に描かれている項目を順に子どもと一緒に行っていきます。
ひと項目終わればマグネットシートを裏返し「出来た」ことをほめ、次の項目に進みます。
ひとつ終わりマグネットシートを裏返すたび、大げさに褒め、出来たことを大人も子どもと一緒に喜ぶ事がとても大切です。
全部終わったら、とにかく褒めます。
そして、帰ってきてからすべきことがやり遂げられたことを喜んであげます。
翌日、小学校に行き帰宅するまでにお支度ボードに貼り付けてあるマグネットシートを全て項目の描かれた表面に戻しておくことを忘れないようにします。
翌日
息子が小学校から帰ってきたらお支度ボードのところまで一緒に行き、前日一緒にやったことを自分でやってみるよう伝えます。
わからないこと、出来ないところは手伝うことを伝え、ひとつずつ一緒に確認しながら行っていきます。
前の日よりも手伝う箇所、教える量は減っています。
終われば必ずほめます。
その時、自分だけで出来ることが増えていることをしっかり伝え、そのことで大人も喜んでいることをわかるように伝えてあげます。
お支度ボードを使い始めた初日から1週間は、子どもと一緒に取り組み、褒め、喜びを伝えます。
日を重ねるごとに手伝う量も自然と減りました。
もし手伝いがないと出来ないことや理解できていないことがあれば項目を減らすか簡単なものに変更するとよいです。
何もかも1人でさせるのではなく、自分で出来たという成功体験を増やしてあげることに重点を置くことが大切です。
お支度ボードの効果は?
1週間一緒に付き合うとその次からは大人がそばにいなくてもお支度ボードを使い自分一人で次の日の支度をするようになりました。
そのおかげで、同じことを繰り返し口うるさく言いイライラすることもなくなりました。
子どもも大人からガミガミ言われることがなくなりました。
しなければいけないことがあとどれくらいあるのかという終わりが見えることにより、ひとつずつ順番を決め取り組めるようになりました。
全部終われば、嬉しそうに出来たことを伝えにくるようになり、夕方にお互いがイライラし嫌な気持ちになる空気がなくなりました。
お支度ボードを見ることで夫婦で同じこと(明日の時間割の支度は済んだのか?宿題はやったのか?など)を言うことがなくなり子どもへのストレスも減りました。
まとめ
お支度ボードやチェック表はこだわって作れば、とても時間がかかります。
かわいいイラストやキャラクターを使い、細かな項目でより、楽しめる本格的な支度ボードを作成すると、子どもも喜びます。
我が家はとにかく、すぐに必要だったので簡単に作れる方法で実践しました。
簡単にできた支度ボードでも子どもは「自分専用」なのでとても喜びます。
また異なる方法として、支度のテンプレートやチェック表をネットでダウンロードする方法もあります。
印刷したものを利用できるので、どんな項目が必要なのか悩む人には便利な方法です。
お支度ボードは「自分で自分で期」の3歳頃から使用することができるのでとても便利でおすすめです。
お支度ボードを作るのが手間という方は、火の元・戸締りチェッカーをリメイクするとお支度キーホルダーになります。
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