我が家はしつけアプリとして有名な「鬼から電話」を利用しています。

あまり使うのはよくないとわかっていながらもどうしても言う事を聞かない時に使ってしまいます。

子どもが言うことを聞かない時の最終手段として使っている感じです。

最近になり鬼から電話のアプリを使っていると子どもが慣れたのか怖がらなくなり、また言う事を聞かなくなってきました。

何か他の方法はないかと探していると「なまはげ」が直接訪問してくれる「しつけ鬼」サービスを見つけました。

ばけおに

訪問型サービス「ばけおに」とは?

秋田県の伝統で有名ななまはげが直接自宅に訪問し子どもを叱ってくれるサービスになります。

正確には「なまはげ」のようなかっこをした「ばけおに」が家に来ることになります。

訪問型のしつけサービスで親の言う事を聞かない子どもを親の代わりに叱ります。

公式サイトの画像には「だだこねる子は、みそ付けて食べてやる!」と叱っている様子があります。

ただ叱るのではなく、このサービスで重要されているのは親子の絆を深める事です。

親子の絆が深まれば悩みは自然になくなっていくものという事を目的としています。


「ばけおに」登場からの流れ

①ばけおに登場

「ばけおに」が部屋の入口の扉をドンドンと叩きます。

子どもは扉の音に反応し注目します。

子どもが身構えたところに、「ばけおに」が叫びながら部屋の中に入ってきます。

なんとも恐ろし過ぎる・・・。

間違いなく、この段階でほとんどの子どもはパニックになると思います。

②子どもは「ばけおに」が自分を探しに来たと認識する

「悪い子はどこだー!」「○○(子どもの名前)はどこだー!」などと叫びながら「ばけおに」が包丁を振り回します。

子どもは「ばけおに」が自分を探しに来たと思い、必死に逃げようとします。

「ばけおに」は子どもの様子を見ながら、ぶっつけ本番で声の大きさや子どもとの距離を調節するみたいです。

③お父さん・お母さんが子どもを守る

パパ・ママは逃げようとする子どもをしっかりと抱きかかえ、子どもの不安が和らぐようにします。

「大丈夫」「いい子にしていれば大丈夫」などと声掛けをしてあげます。

笑ったりけしかけたりすると意味がないのでパパ・ママの真剣に向き合います。

この子どもを守る行動がこのサービスの一番大切なポイントになります。

④「ばけおに」が説教をする

予約の際に記入した「お困りごと」について「ばけおに」が説教をします。

好き嫌いする子はみそ付けて食べるぞー!などと言いながら子どもに攻め込みます。

⑤子どもが謝り、許されて終了です

子どもに「ごめんなさい!」「もうしません!」「許してください!」などと言う言葉を大声で言わせます。

その言葉で「ばけおに」は「許してやる!」「いい子になれよ!」「悪いことをしたら、また来るぞ!」と言って去ります。

このような流れになるようですが、「ばけおに」と子どもと親の状況によっては異なる流れになることもあるようです。

ばけおにの対象年齢は?

「ばけおに」サービスの対象年齢は3歳~5歳程度になります。

3歳未満では、ただただ恐怖だけになってしまいます。

6歳以上だと被り物や演技を見破ってしまうので効果があまりありません。

人の事がきちんと聞けて理解できる年齢が対象になります。

小学生や中学生の兄弟がいる場合は、大人と同様に助ける役になると兄弟の関係もよくなると思います。

鬼から電話などのアプリとの違いは?

アプリの場合は「言う事を聞かなかったら鬼から電話がかかってくるよ!」と親が子どもに見せることがほとんどだと思います。

この場合、子どもからすると、親と鬼が同じ仲間のような感覚に見えてきます。

親が叱り、鬼からも叱られることになるので、親は子どもを守る側になれません。

子どもだけが孤立し、子どもはとてもストレスになります。

子どもは頼る場所、逃げ場所がなく、自分で気持ちの整理できない状態になってしまいます。

これではしつけというより脅しになってしまいます。

ただ子どもに恐怖心をあたえるだけになってしまいます。

「ばけおに」の場合は、「親が子どもを守る」ことができます。

親から守られている安心感を味わう事で親子の信頼関係が築けます。

この信頼関係を築くことがアプリと「ばけおに」の大きな違いになります。

「ばけおに」が来ても子どもには親という逃げ道があります。

逃げてきた子どもを孤立させるのではなく、きちんと受け止めて守ることで、子どもは親への信頼が深まります。

信頼が深まることで、日常の子育てもスムーズになります。

しつける前に子どもと親の信頼関係を深めることが大切です。

ばけおにのサービス概要

サービスの名称

「ばけおに」になります。

「ばけおに」はサービス名であり、登場するキャラクターの名でもあります。

サービスの流れ

1.【訪問型「しつけ支援」サービス】

から予約をします。

①最寄駅

②訪問先ご住所

③お子様のお名前

④お子様の年齢

⑤お困りごと

を書いて、「ばけおに」の訪問日時を予約します。

2.「ばけおに」が訪問します。

ご希望の日時に、「ばけおに」がご自宅を訪問し、しつけパフォーマンスをします。

3.支払う

鬼が去ったあと、5分程度で集金にうかがいます。(外で着替えて、うかがいます。)

料金

お子様が5名様までは20,000円(税込)で、6名様以上の場合は、お子様一人につき、プラス4,000円(税込)となります。

料金には「ばけおに」のパフォーマンスと出張交通費が含まれます。

対応地区

東京23区、および、その近郊。

お得な割引

「ばけおに」にはお得な割引があります。

サービスを利用した人が、友達にクチコミし、その友達がご利用した場合、クチコミ元の人に4,000円がプレゼントされます。

5人の友達に紹介すると元が取れる仕組みになっています。

その他にもSNSで画像付き投稿をすると1,000円割引や「ばけおに」が街を歩いている姿を写真でゲットすると1,000円割引になる見つけた割りがあります。

お得な割引を利用することでサービスをかなり安く利用することができます。

ばけおにの効果と口コミ

残念ながら我が家は関西なので「ばけおに」を試すことができません。

我が子で実際に試してみて効果を伝えたかったのですが、できないので口コミを調べてみました。

口コミ① 事前に打ち合わせができるので、「おもちゃを片づけないと食べるぞー!」などとセリフを決めることができたのがよかった。

口コミ② 節分の鬼の代わりにこのサービスを利用しました。親がやるよりも迫力があり、親は子どもを守る役になれるから親子の絆が強くなった気がします。

口コミ③ 下の子が生まれて赤ちゃん返りがすごい3才に利用しました。ばけおにを利用してから赤ちゃんピタッとなくなりました。

このように多くの人が効果を感じているようです。

このサービスをきっかけにして、今後の親子の関係づくりは親次第にはなります。

「ばけおに」と言うフレーズを上手に使いながら、サービスで深めた絆をより強くする事が大切です。

ばけおにサービスの活用方法

この「ばけおに」サービスは子ども5名までは20,000円で利用できるので、5名いれば一人に付き4,000円になります。

この金額ならグループで家に集まったときなどに気軽に利用することができます。

その他の利用方法としてはこんな活用方法があります。

節分の鬼役として

普段は親が鬼役をする節分に呼ぶことで、よりリアルな節分イベントになります。

鬼のコスチュームやお面などを購入することを考えるとこのサービスを利用してもよいと思います。

節分の日の予約はとても多そうなのでとれるかどうかは不明です・・・。

保育園や幼稚園の行事で

保育園や幼稚園の行事に呼ぶこともできると思います。

節分の行事以外でも「みんなで力を合わせてがんばろう!」を目的とする行事などに呼ぶことができます。

6名以上は子ども一人に付き4,000円を追加しないといけないのですが、一度、保育園や幼稚園に来てもらえたら思い出になります。

年長さんが年中さん年少さんを守る行事などを作ることもできそうです。

イベントやパーティで

一番利用しやすいのが、近所の人が集まってパーティをする時などにサプライズとして利用する事です。

たくさんの友達同士で同じ恐怖を味わい乗り越えると友達との関係も深くなります。

子育て相談に

この「ばけおに」のサービスを提供している株式会社錦では子育て相談もおこなっています。

公立小学校にて教員経験のあるカウンセラーが、1時間ほど実際の様子を観察したあと、カウンセリングします。

まとめ

このサービスが東京23区とその近郊の方しか利用できないのがとても残念です。

関西にもこのサービスがあれば我が家でも利用したいサービスです。

アプリとはまた違った子どもの反応や違う一面を見ることができると思います。

親子の信頼関係を深めるためのきっかけづくりになるので、とてもいいサービスです。

仕事ばかりで子どもと会う事が少ないサラリーマンのパパなどにはこのサービスは最高です。

普段あまり会えないパパが「ばけおに」から自分を守ってくれると感じた子どもは嬉しいと思います。

会えない時間の愛情をこのサービスを利用することで子どもにたっぷりと伝えることができます。

母子家庭や父子家庭などでも親子の関係を深めることができるのでおススメです。



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