2017年の年末頃から話題になっている「えがないえほん」について紹介します。

子どもが絶対に笑う絵本という事に半信半疑でしたが、我が家も実際に購入して読み聞かせをしました。

実際に読んでみるととても面白くて、奥が深い絵本でした。

ここでは「えがないえほん」を読んでみた感想や効果・あらすじやなぜ子どもが爆笑するのかを紹介していきます。

えがないえほん

えがないえほんとは?

2017年11月に早川書房から出版された絵本になります。

その名の通り、絵がない絵本になります。

白いページに文字だけが書いてある絵本になります。

アメリカで70万部以上を売り上げた絵本で、その日本語訳版が発売されたというものになります。

アメリカ版の「えがないえほん」を読み聞かせている動画はユーチューブで350万回以上再生されています。

日本でもめざましテレビやスッキリなどのテレビに取り上げられ話題になっています。

「絵のない絵本」と勘違いする人がいますが「えがないえほん」です。

絵がない絵本の対象年齢は?

えがないえほんの対象年齢は4歳から6歳児向けとなっています。

実際、我が家で子どもに読んでみると3歳の長女から7歳の長男まで十分楽しめていました。

2歳頃から小学校低学年頃までの子どもなら楽しめると思います。

字が読めない子どもでも読める子どもでもそれぞれ楽しみ方が異なりながらもみんなが爆笑します。

絵がない絵本のあらすじは?

えがないえほんの内容ですが、ただ白紙のページに字が書いているだけです。

ストーリー性やあらすじはあるようでないような微妙な感じです。

基本的には「ぶりぶりぶー!」「ばふ!」「どっひゃあ」などの擬音語が多く出てきます。

文字も擬音語の部分は大きく赤や青の色を使って視覚的にも楽しめるようになっています。

この絵本を読むときのルールがあり、「書かれている言葉は必ず声に出して読むこと」となっています。

どんな言葉が書いていてもこの本を読む人は必ず声に出して読まないといけません。

内容的には真面目な本ではなくふざけた本です。

絵本の裏側には注意書きが描いています。

えがないえほん

おもしろい擬音語を大人がそのまま読むと子どもは大爆笑するという内容になります。

子どもに読む前に大人が試し読みや内容を知ってしまうとおもしろさが減ってしまいます。

ぶっつけ本番で大人が子どもに読むとおもしろい絵本だと思います。

内容は知らないままで読むのがおすすめです。

なぜ子どもが爆笑するの?

うんこ漢字ドリルが大ヒットしたのと同じように、子どもは「お尻」「うんこ」「ぶー」「ぶり」などの言葉が大好きです。

特に意味のないような擬音語を言うだけでも爆笑します。

そんな言葉を普段言わないお母さんやお父さんや大人が言うからおもしろいと感じます。

「おならぷー」「お尻ぶーぶー」など好きな言葉の組み合わせなので爆笑をしてしまいます。

笑いの連鎖も関係していて、子どもは誰か一人が笑い出すとつられてついつい笑ってしまいます。

保育園でこの本を読み聞かせている動画などもありますが、周りの子ども同士が顔を見合わせて笑っている姿があります。

笑いの連鎖が起こりやすい擬音語の表現が多く出てくることで大爆笑につながります。

テレビで専門家になぜ子どもが爆笑するのか聞いているのを見たのですが、子どもは擬音語から言葉を作っていくようです。

「赤ちゃんの時の擬音語が記憶に残っていてそれを思い出して笑うのではないか。」と見解されていました。

0・1歳の乳児をあやすときに、「ばぁー」「べろべろばー」などを言うとよく笑うのと同じような感覚のようです。

子どもに読み聞かせた感想と効果

我が子で初めて読み聞かせた結果は「大爆笑」でした。

4人同時に読み聞かせを行なうと4人とも大爆笑になりました。

0歳の次女は兄・姉の笑っている姿を見て一緒に笑っているという感じでした。

3歳の長女は字が読めないけど、擬音語の部分を読むと兄たちと同じように笑っていました。

5歳の次男は誰よりも大爆笑をして転げまわるほど笑っていました。

7歳の長男は笑う事に少し照れがあるような感じでしたが、弟・妹が笑っているのを見て一緒に笑っているという感じでした。

2・3回目読むと内容を覚えだし、次に言う言葉が予測できるようになるので少し笑いが減少しました。

5歳の次男は少し字が読めるので数回読んでいるうちに、自分で字を読もうとすると笑いが少なくなりました。

字を読むことに意識が集中してしまっているような感じです。

7歳の長男は3回目あたりからはあまり笑わなくなっていました。

字が読める長男は逆に自分で読みたいと言い出し、読み手側になることが多くなりました。

長男が読むと笑いが少なかったので、大人の読み方によって、笑いの量が変化する絵本だと思いました。

それでもこの本で一番擬音語がでてくるページでは、長男が読んでもみんなが笑っていました。

数日たって、内容を少し忘れた頃に読むとまた爆笑になっていたので、「子どもが必ず笑う絵本」としては間違っていないと感じました。

えがないえほん

えがないえほんの読み聞かせのコツ

この絵本は大人が読むことに意味があると思います。

普段言わないような言葉を大人が言葉にすることで笑いが生まれます。

恥ずかしながら読んでしまうと笑いは半減されます。

大人が迷いなく、おもいっきり、「お尻ぶーぶー」や「ばふっ!」という言葉を読むのが子どもはおもしろいと感じます。

最初のルールで全て声に出して読むというルールがあるから、仕方なく読む大人の姿を見るのも子どもにはおもしろく感じます。

「えー、これも言わないといけないのー」と困ったような表情や言葉に子どもは大喜びします。

声を大きくしたり小さくしたり変化をくわえたりしながら、ダイナミックに恥を捨てて読み切ることが大切です。

擬音語を思いっきり読むと必ず子どもは爆笑します。

言葉をつけ足したりしながら、大人も楽しみながら読むことで子どもも楽しくなります。

絵がない絵本の口コミ

  • 幼稚園で読み聞かせてみましたが、年長児はものすごい食いついていました!
  • 6歳児には大ウケしてゲラゲラと笑っていました。
  • 友達の子どもにプレゼントするにはおもしろい絵本。
  • テレビで話題になっていたから即購入しました。
  • 大人には何てことないような内容でも子どもにはとてもうける。
  • 特に中身がなく内容もないような絵本。
  • 最初の反応は良かったけど何度も読むと飽きてしまう。
  • 内容の割に値段が高すぎる。
  • 読み方を工夫すれば爆笑になります。

口コミのほとんどは子どもが爆笑しましたという内容でしたが、値段が高いという口コミも多くありました。

絵がないのに価格が割高と感じる人も多くいるようです。

絵がない絵本をお得に買う方法

えがないえほんは店舗で購入するより、ネット通販で購入するのがお得です。

本の価格が1,404円と本の価格としては割高ですが、通販で購入する金額としては安価です。

安価にも関わらず、送料無料で販売している通販会社が多く存在しています。

楽天・アマゾン・ヤフーショッピングなどの大手で購入するとポイントが多くつくので実質安く購入することができます。

まとめ

えがないえほんは読んでみると「なるほど」と感じる絵本です。

何度も読むと笑いが少なくなるような印象ですが、大人の工夫によって新しい笑いを作ることができます。

読み手の工夫次第で子どもの反応をかえることができる絵本はとても珍しいです。

「内容がないから、読む意味がない」「笑わすだけの絵本なんて読まなくてもいい」と感じる大人もいると思います。

それでも子どもの笑っている姿を見ると大人は必ず癒されます。

子どもの為の絵本というより、大人の為の絵本のような気がしました。

子どもの笑顔を見て大人が元気をもらえる、いい絵本だと思います。

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