伝承遊びでけん玉と並んで人気なのがひもコマです。

保育園や幼稚園の4歳児くらいからひもコマに挑戦するところが多いです。

ひもを巻き投げて回すまでの工程は子どもにとっては非常に難しいです。

大人が子どもに教えれるように、きちんとした巻き方・投げ方・コツなどを紹介します。

ひもコマの正しい巻き方

コマの回し方

ひもの先を団子結びにします。

ひもを団子部分の上にひっかけます。

このひっかけが緩いとすぐに外れてしまうのできつくひっかけます。

最初からひもを輪っかにする場合もありますが、子どもが自分で巻けるようになることが大切なので、出来る限り輪っかにせずに練習しましょう。

コマの回し方1

ギュッと力を加えながら、反対側にまわしコマの芯に2~3回巻き付けます。

右利きの人は時計周りに巻いていきます。

コマの回し方2

少し力を緩めながら巻いていきます。

ひもは強すぎず、弱すぎず力を入れながら、巻いていきます。

コマの回し方3

ひもを動かして巻くより、コマを動かしながら巻くように意識しましょう。

このうずまき状に巻く作業が子どもにとって難題ポイントになります。

繰り返し、練習が必要になります。

コマの回し方4

ひもが巻けたら薬指と小指の間でひもを挟みます。

この時に最初にひっかけた団子部分が外れないように押さえておきましょう。

コマの回し方5

中指・薬指・小指でひもをしっかりと握ります。

握りが緩いとコマと一緒にひもも投げてしまう事になります。

コマの回し方6

人差し指と親指でコマを握ります。

中指で巻いたひもが外れないように支えながら握ります。

コマの回し方7

これでひもコマの巻き方は完成です。

ひもコマの正しい構え方と投げ方

1.足を肩幅程度に開きます。

2. 腰を低くし構えます。

3. 頭は投げる方向に向けます。

4. コマは水平のまま投げます。

5. 投げた後、ひもを引きます。

これが基本の投げ方になります。

コマを投げるときに一番重量なポイントはコマが水平のまま着地できるように投げることです。

始めたばかりの子どもは上から下にたたきつけるように投げてしまいます。

床に投げようとするのではなく、前に投げるようにします。

ひもコマが上達するコツ

ひもを芯へきつく巻く

芯に巻き付ける箇所はきつく力を入れて撒きます。

最初のひもをひっかける部分と2~3回芯に巻き付ける作業はとても重量です。

この時に緩く巻いてしますと投げる前にひもが外れたり、投げてもコマがひもに絡まってしまって回りません。

芯への巻き付け作業は力を入れてしっかりと巻きましょう。

床と平行に投げる

上から床に向かってたたきつけるように投げるのではなく、平行に投げるようにします。

平行に投げるためには腰を低くし、サイドスローのような投げ方になります。

手のひらが上に向くように意識をして投げます。

投げる練習よりもひもを巻く練習が大切

始めから投げることばかりを練習するのではなく、何度もひもを巻くことを練習します。

ひもを巻くのが上手になると投げる回数は自然と増えます。

力の入れ方・持ち方・巻き方のコツをつかむと子どもはどんどん巻けるようになります。

何度も繰り返しひもを巻く練習をしましょう。

大人がひもを巻かない

ひもが巻けない子どもは必ず、大人に「ひもを巻いて」とお願いをしてきます。

大人がひもをまき、子どもは回すだけでは子どもは上達しません。

ただ投げるだけで、何度やっても上達しません。

子どもは自分でやっとの思いでひもを巻いたコマは大切にし、考えながら投げます。

(回らなかったら、また最初から難しいひもを巻かないといけない。)と思うことが大切です。

子どもはひもを巻く工程は好きではありません。

好きではないこの工程を自分で一生懸命することで、回ったときの達成感も大きく味わえます。

全ての工程を自分でやることが早く上達する方法になります。

軽くて回りやすいコマで練習する

上達の近道になる方法としては、コマに頼るのも大切です。

コマには色々な種類があります。

木・プラスチック・ブリキなどコマによってよく回るコマや回りにくいコマがあります。

初心者が練習する時に上級者向けのコマを使ってもなかなか上達しません。

まずは軽くて簡単に回せてよく回る初心者向けのコマを選び、回せる喜びを味わう事も大切です。

日本こままわし協会認定のこまは初心者でも回しやすく練習用に最適です。

まとめ

ひもコマはけん玉と同様で、楽しいですが、危険もたくさんあります。

周りに人がいないか、窓などに向かって投げていないかなども確認してできるように大人が教えてあげましょう。

子どもは上達するのが早く、何度も繰り返しやれば必ずできます。

大人は子どもが諦めずにできるような環境作りをするように心がけましょう。

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