2018年夏はとても暑い日が続いています。
熱中症が地震・水害に並ぶ一種の災害として認識すべき被害になっています。
子どもが熱中症になったときの初期症状と熱中症への対処方法を紹介します。
自覚症状がわかりにくい
子どもが熱中症になったときに、熱中症だと見抜くことがとても重要になります。
熱中症は時間が経てば経つほど危険な状態になります。
体温調節が十分にできない乳幼児はとくに熱中症になりやすくなります。
子どもは暑くてもしんどくても元気な場合があります。
我慢をしてしまうので、しんどいと言ってきたときには深刻な熱中症になっている場合があります。
自分から訴えることが少ないので大人がしっかりと気づいてあげるとこが大切です。
とくに重要になってくるのが初期症状になります。
初期症状をきちんと覚えておき早期発見をすることが重要です。
早期発見が子どもを守ることにつながります。
熱中症の初期症状
子どもが熱中症になる時には必ず初期症状があります。
見守る大人は初期症状を覚えておく事が大切です。
- 顔が赤く火照ってる
- 唇がカサカサに乾いてる
- 足のしびれやこむら返りになる
- 必要以上に水分を飲みたがる
- 大量の汗をかいている
- おしっこが出ていない
- 力が入らない
- 気持ちが悪く嘔吐する
- めまいや立ちくらみをする
これらの初期症状があれば早く熱中症への対応をしてあげましょう。
熱中症への対処方法
エアコンの効いた場所へ
室外で熱中症の症状がみられた場合はすぐにエアコンの効いた室内へ移動しましょう。
室内でエアコンのない場合は風通しのよい場所を探しましょう。
風通しのよい日陰やエアコンの聞いた場所で横にしてあげましょう。
何よりもまずは涼しい場所で横になることが大切です。
衣類をゆるめる
着ている衣類をゆるめてうちわや扇風機を使い体を冷やしてあげます。
風や汗を通しにくい素材を着ている場合は、着替えさせましょう。
子どもは熱がこもりやすいので熱を出してあげることが大切です。
アイシングする
脇の下・首の後ろ・足の付け根などの動脈を冷やしてあげましょう。
アイスノンなどの保冷剤や氷を使って冷やしてあげます。
外出先で熱中症になった場合は、自動販売機の缶ジュースなどで代用することができます。
サッカーや野球などのスポーツをしているときに熱中症の症状が出た場合は、軽度なら後頭部をアイシングします。
中度以上の場合は脇の下・首の後ろ・足の付け根など太い血管のある箇所をアイシングします。
水分補給をする
水やお茶などではなくスポーツドリンクやイオン水を飲ませるようにします。
塩分チャージタブレッツなども有効です。
水分補給では塩分や糖分の補給が大切になります。
スポーツドリンクなどは体内に吸収されやすいので効果があります。
いっぱい飲ませようと無理に一気に飲ませるのはよくありません。
がぶ飲みをしてしまうと汗や尿になり体外にでてしまうばかりで体内に吸収されません。
飲む時は100mlを目安にして少しずつこまめに飲ますことを心がけましょう。
まとめ
熱中症は災害です。
子どもを災害から守るのは大人です。
地面から近い子どもは大人より3℃ほど体感温度が異なります。
大人が32℃で暑いと言っている時に子どもは35℃の高温にさらされています。
外出先などで手をつないで歩いていると表情があまり確認できません。
こまめにコミュニケーションを取りながら表情を確認しながら見守ることが大切です。
9月になるから大丈夫と思わないで、残暑でも熱中症になります。
涼しくなるまでは熱中症対策は必要です。
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